読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウチのムスメは反抗期

中1のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

その「思い出」は事実か?

日曜日の夕方のこと。

ムスメの部屋からは長いこと物音がしないのでお昼寝中かな。

オットが夕食にメンチカツを作ってくれた。

メンチカツは揚げたてじゃなくちゃ美味しくないので、ムスメの部屋をノックしては何度も起こす。

 

部屋はバッチリ鍵をかけているので、ドアの外から

 4回、5回と声をかけた。

1回目は「‥‥んー」(90%寝ている)2回目は「なにっ?(不機嫌)」(50%起きたか?)次は「◯$▽#▲✖️£‥(不機嫌)」(再び70%夢の中へ)最後に「‥ご飯なに?(不機嫌)」(ほぼ目覚めたか?)とメニューを聞いてきた。

「メンチカツだよ」と私。

 

すると1分後には部屋から出てきて、ダイレクトにストンと自分の席に座った。と思ったら、箸を持ってすぐにメンチカツにガブッとかぶりついた。

 

はやっ。

いきなり食べたよ?

 顔も髪も寝起きそのもので。

いただきますとか、ないの?

 

普通は多少ボンヤリしてみたり、クウを見つめてみたり、トイレに寄ってみたり、水を飲んでみたり、何かしらあるもんなんじゃないの?と思うとちょっとおかしくなった。

 

「おー、早いね」って思わず言っちゃったら

「は?悪い?」と。

いえいえ全然。

揚げたてはサクサクジューシーでとても美味しいもんね。

 

メンチカツをいただきながら、たまたま成り行きで ムスメが幼い時の話になった。

小学2年生が終わるまでの4年間は海外で暮らしていたのにA子は現地での生活を全く覚えていないと言う。 

毎日あんなに楽しく遊び倒した日々だったのに、旅行もたくさん行ったのに、友達もたくさんできたのに、ほぼ何も記憶に残っていないとのこと。

 

幼稚園の建物をなんとなく、小学校の校舎をある程度は覚えているそうだが、友達や先生、授業や行事、習い事、旅行など、キレイに忘れてしまったと。それって記憶障害並みでは?

 

そして日本に帰国してからの思い出については、出るわ出るわ、嫌たったことと親の悪口のオンパレード。

 

✴︎誕生日、クリスマスは、ろくにプレゼントをもらわずスルーされることが多かった。(最近も別記事で書きましたが)

✴︎習い事や塾を無理強いさせられた。

✴︎習い事をやめた後は「どうせ何やっても続かない」とばかり何かにつけて言う。

✴︎友達みんなは親にいろいろしてもらっているのに、自分はろくなことをしてもらっていないし、お金をかけてもらっていない。

 

そしてオットと私のこと。

✴︎自分の願いをマトモに聞いてくれた試しがない。

✴︎私はいつも怒り狂っていた。

✴︎オットはしょっ中キレていた。

✴︎祖父にも怒鳴られた。

 

ほぼ心当たりがないのだが?

だがムスメはそう受け止めているわけで。

あるいは話を盛りに盛っている?

 

記憶って時間とともに大きく変化したりするものなのかな?

 

 極め付けにこんなことを言った。

✴︎(前回海外で暮らしている時)ある夜、寝ていたらパパが怒鳴ってA子をいきなり叩き起こした。

そして怒り狂ってカーペットに正座させられた。

自分は「正座しろ」と言われても、正座が何だかわからなかった。

するとパパが「正座も知らないのか?」と笑った。キッチンで何かしていたママも、それを聞いてバカにしたように笑った。

 なぜ怒られたのか、理由は覚えていない。とにかくパパが怖くてそんなことまで考えられなかった。

 

そう語りながら、ムスメは憎々しげに顔を歪める。

オットが作ったアツアツのメンチカツを頬張りながら。

 

オットも私もまったく記憶にない。

ムスメは全て忘れたはずなのに、どうしてそのことだけ克明に覚えているの?

 

それよりもそんな事実は存在していないと思うのだ。記憶のことだから「絶対」と言い切ることはできないし、証拠がなければ真実は迷宮入りだけど。

 

まだ低学年の就寝中の子供を叩き起こして怒った?

正座させて?

バカにして笑う?

本当なら虐待じゃん!

いったいどれほどの悪さをして、そこまでの事態になったと言うのか。

 

オットも私も、幼い子供を叱るときにそういう行為に出る気質を持ち合わせていない。

もしオットがそのような事をしたら、私が止めるだろう。私がすればオットが止めるに違いない。

 

そもそもムスメは、おとなしく起きて正座などするようなタイプではない。でしよう!!(太鼓判)

 

オットとムスメが衝突したのは、まだここ1年程度のこと。

それ以前はオットがムスメにブチ切れたことなんてなかった。普通にムスメに甘いお父さんだった。

 

ムスメが赤ちゃんの頃から、休日は私よりもずっとよく一緒に遊んでくれていたし、本当にいろいろなところに連れて行っては活発なムスメにトコトン付き合っていた。

 

メンチカツ作って、こんなこと言われちゃうなんてオット、かなり不憫だ。

 

オットは、食事の後片付けをしながら「今まであの子にしてきたことは全部無駄だった。もう何もしてやらない。どうせ嫌がられるしね」と、かなりショック気味。

私は「A子に関することはある程度仕事と割り切る努力をしているよ。毎日の作業だと思って淡々とやるしかないなと。『私はやるだけやったからとりあえず良かった』って子育ての終わりに思えないのもツライし」とオットにちょっとアドバイス。

 

ムスメが覚えている家族のことは、ここ2年間くらいのズタズタな思い出ばかり。

親としても、あまりにこれはないよなぁ〜と思うし、そう思い込んでいるならムスメ自身もキツイだろうな。

 

こういうときひとりっ子はかわいそうかもしれない。

せめてこの先、多少なりともいい思い出もムスメの心に残していただきたいなぁと思う。