読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウチのムスメは反抗期

中1のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

お泊まり会は疲れるの②

① から続きます。

 

ムスメとCちゃんが使ったバスルームは我が家のメインバスルームで、間取りは4畳半程度のスペースにトイレ、洗面台、バスタブ。そしてちょっと離れてガラス張りのシャワールームが設置されているタイプ。

 

ちょっとぉ〜、ヒドイよ。

こんなに汚してさ。

前日にピカピカにしたばかりなのに。

さながら before  afterの逆、良くなるんじゃなくて悪化するほう。

 

その惨状と言えば、洗面ボウルには2人が脱ぎ捨てた水着がぐっちゃーと水を含んで置きっぱなし。アンダーショーツなんて、くるくる丸まって「脱いだままの状態ですっ」と肌にあたる部分をバーンと晒した状態で堂々と一番上に鎮座している。オイッ、身だしなみってものはないのか?コレマズイだろ、人に見られたら恥ずかしいだろ?

 

そして床はびちゃびちゃ水浸し。

いったいお風呂で何やってたの?

 

バスタブの中でシャンプーしたのか、からだを洗ったのか、汚れとソープ類で濁ったお湯がなみなみと残ったまま。見た目汚水です。汚水。その中に長い髪の毛がたくさん浮き沈みしている。バスタブ周りも髪の毛が何本も張り付いているよ。

気持ちわりぃー(涙目)

 

さらに腹がたつことには、シャワーホースを元に戻さず、バスタブの湯に放り込んだまま。シャワーヘッドが、白く濁った残り湯の中にグッタリと沈んでいる。

テメェら、なぜに元に戻さない!!

 

バスタブ周りの台の上には、滴るほど水分を含んだバスタオルがグチャッと置きっぱなし。台に一枚、床にもう二枚、ぐちゃぐちゃのバスタオル。これも気持ちわりぃ〜。

そしてバスマットも濡れ雑巾みたいになって床に‥。

 

水着の上に羽織ったらしいTシャツやジャージが、これまた濡れて窓横の台の上に。ミニタオルも。

なんせどこもかしこもシャンプー類、ボディソープ類と水でヌルッヌルでビチャビチャだった。

 

大型犬の入浴後か?とっさにそんなことを連想した。

 

そしてシャワールームの中も何だかヌルヌルしているし、排水口には大量の髪の毛。

うわっ!

それはもう軽くハゲオヤジ一人分ぐらいの量。

‥これは絶対に明日まで放置できない。

 

パジャマからTシャツ、短パンに着替えた私。

まず水着を洗濯。

それから濡れたバスタオルとマットをかき集めて、洗濯機へ。

これからだと脱水まで終えると1時半か(涙)

 それから髪の毛を取り除きバスルーム全体をくまなく掃除して、水分を拭きあげた。

 

その間ムスメもCちゃんも、一切部屋から出てこなかった。冷たいヤツらだよ。ブツブツ‥‥

 

1時半に洗濯機からお呼び出しがあった。

やっとこ洗濯終了。

 

タオル類を取り出しにキッチン脇の洗濯機に行くと、その奥のストレージルームの中に2人がいるではないか。

 

私「こんな時間に、ここでいったい何やってるの?」

ムスメ「ちょっと探し物」

私「ここはうちのプライベートスペースだよ。こんな所にまでお友達連れて入り込むのは、やめてくれるかな」

ムスメとCちゃん「はーい」

私「すぐに出て」

ムスメとCちゃん「はーい」

 

ムスメ「でさ、紙コップくれない?」

私「何に使うの?」

ムスメ「ちょっと入れるものが」

私「真夜中なんだから変なことしないでよー」

と、貴重な日本の紙コップを渡す。

 するとキッと鋭く私を睨んだと思うと

ムスメ「そんな嫌そうな顔して渡さないでよね」

とCちゃんには聞こえない至近距離で言い放った。

低く抑えた声で。こっわ〜。

 

しかし怪しいぞ。

ストレージで何をあさっていたのか?

紙コップは何に使うのか?

それにお掃除用に日本から持ち込んだ重曹の袋を勝手に使っているようだ。

まぁ、重曹は火を吹かないし危険物でもないし、もう面倒なので放っておくことにする。

どーせ「何やってるの?」と聞いて、返事が返ってくるはずもないからね。

バスタオルを干してとっとと寝よう。

 

その後も相変わらずふたりがガサガサやっている音が気になったので、耳栓をして眠りについた。

 

さて翌朝、オットが「洗面台に置いてたコンタクトの洗浄液と、シェービングクリームと洗顔フォームがないんだけど?」と、夜中に掃除したバスルームの洗面台の前で私に聞く。

ありゃ?掃除で移動させたっけかな?

「あ、ごめんごめん。夜中ちょっと掃除しててさ‥」と私。

オットはすぐにシャワーを浴びたいらしく「どこ持って行ったのよ〜?」と。

私「持って行ってないし。‥‥あれ?ないね」

 おかしいな。何で?ない、ない。

オットは私が別のバスルームに運んだと疑って探しに行った。でもない。どこにも。

 

あんな物(オットの洗面グッズは女子には、ね)がなくなるっておかしくない?

 

ムスメが普段使うバスルームにもない。

本当にどこにもない。あんな物が(←また言ってる)なぜか、ない!

なんでーーーー? 

「最近年のせいか、あらぬものをギョッとする場所に置いちゃうからなぁ。いったいどこから出でくるかビクビクだせっ」などど言い訳がましく、年のせいにする私。

 

念のためムスメの部屋に「パパのコンタクトの洗浄液とシェービングクリームと洗顔フォーム知らない?」とスルー覚悟で声をかけた。

するとガチャと部屋の鍵が開いて、ムスメが出てきた。そして

「あー、これね。濡れるといけないから避難させた」と、オットの洗面グッズを胸に抱えてゆったりと自分の部屋から出てきたではないか!

 

へえっ⁉︎  何でだ?

とっさに金の斧と銀の斧を抱えて川だか池だかから上がってくる女神を連想したワタシ。

オットと私はポカンとする木こりの役。

つか、そのぐらい意外な成り行きに驚いたのだ。  

 

「‥濡れるといけないから避難させたって?」

「これ濡れてもへーきなものだけど?」

「どうせ避難させるなら予備のトイレットペーパーの方を先に避難させないか?」

とオットも私もちんぷんかんぷん。

 

え?シェービングクリームは鏡の裏にしまってあったはずだから濡れるわけないってオットが言ってる。

これはますます変てこりんだな。

これらの疑問には黙秘を貫き、シャワーを浴びるオットに洗面グッズを渡したムスメは、またゆったりと池の底に消えていった。じゃなかった。自室に戻った。

 

ところがすぐに「え?何でー? シェービングクリーム何で空っぽなのよ?まだ半分残ってたはずなのに!どうしてキャップも押しボタンも無くなってるの?」とオットが騒ぐ。

泡モコモコタイプのスプレー缶だったみたい。

 

「つまり夜中に2人でひげ剃りしたってことかな?」と私。

「そんなの知らないよ!」とオット。

 

再度ムスメを部屋から呼び出して聞く。

私「パパのシェービングクリームと洗顔フォーム使ったの?」

「イヤ使わないし」とムスメ。

「半分あったのに空になってる」とオット。

「え?知らないし。最初からこうだったけど?」とムスメ。

「そんなはずはない。シェービングクリームだけじゃない。洗顔フォームもずいぶん減ったんだけど」とオット。 

でもムスメは知らないの一点張り。

堂々巡り。キリがない。

諦めてオットはシャワーを浴び始めた。

 

??いったいどういうこと?

 

 何となく微妙な雰囲気のままだけど、Cちゃんもいることだし、気を取り直して私は朝ごはんの支度を始めた。

 

しばらくするとムスメとCちゃんがオットのところに話しに来たらしかった。

私はキッチンにいて3人の会話に、半分くらいまで気づかなかったのだが。

 

つまりどうやらこういうことらしい。

『スライムを作りたくて、小麦粉とか重曹とかいろいろ混ぜて、うまくいかなくてシェービングクリームや洗顔フォームも混ぜてこねた。でも成功しなくて諦めた』と。

 なんと幼稚でバカバカしい理由‥。

 

オットは「あのシェービングクリームは日本から買って来たもので大事なんだよ。それを無断で出して勝手に使い切るってどういうこと?重曹だって日本から運んだものでママさん大事に使ってたんだって。困るんだよ。そもそも聞いた時にウソついたよね」

ムスメとCちゃん、沈黙。

沈黙沈黙沈黙‥。気まずい。

オット「まぁしょうがないよね。もうなくなっちゃったんだから」

エライ。オット、先に折れたね。

「はい」と言って2人は部屋に戻った。

 

「謝りに来たの?」と2人がいなくなってからオットに聞いた。

オット「謝るわけないじゃん。『あのね、スライムをね‥』って感じよ。もしCちゃんがいなかったら、A子はいつも通りにしらばっくれて終わりだよ。Cちゃんに謝るように諭されたんだと思うよ」

私「確かに。A子が謝るために親の前に自ら立ったことなんて、いまだかつてないからね。そうそう、前にも財布から万札抜いても『人のせいにするのかよ?』って絶対認めなかったもんね」

オット「だけどさ、本人は調子に乗って軽い気持ちでやったんだろうけど、所変わればこれ窃盗だよ。泥棒だよ。それにウソつきだし」

 

ほんとに‥。

あまりに短絡的であり珍妙な出来事に、ムスメの将来に不安を感じざるを得ない。

 

またまた次回に続きます。