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ウチのムスメは反抗期

中1のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

ついに汚部屋を片付けた

非常事態だ。

ムスメの汚部屋から異臭がする。

 

カビ臭か?汗臭か?皮脂臭か?

蒸れ臭か?腐敗臭か?発酵臭か?

腐乱死体ほどではないけど(腐乱死体に出くわした経験があるわけではない)とても不快な臭い・・。

 

あ、ホームレスの人っぽい臭い?

それとか巨漢の汗っかきの人の近くに行くとたまにこれに近い臭いがする。

うわ~!!やめてくださいっ!

 

ムスメに問いただすと「知らない」「何も臭わない」と。 

冗談だろ?

自分の臭いは気づきにくいっていうけど、それって本当に本当なんだ。

ムスメ自身はまだ臭っていないけど(まだ、ね)その中で暮らすと自分の部屋の異臭もわからなくなるものなのか。ほえ〜。

とりあえず窓を開けろとか、腐ってるものを探せとかいろいろ言ったけど、本人に自覚がないから知らんぷりである。

 

次の日になると異臭はもっと強くなった。

ムスメの室内ではいったい何が起こっているのか??

異臭発生源が気になる。

 

ベッドリネンは洗濯してからまだ一週間しかたっていない。それでここまで臭うはずはないだろう。あるいはインフルエンザで寝汗をかいたりしていたら、それもありか。

 

しかし、そんなことよりもだ!!

引っ越してきて4か月にもなるのに、ムスメはまだ引っ越し荷物を片付けていない。

蓋が開いたダンボール2箱分は、中身がゴッソリ詰まったままだ。

その上片付けられない人の部屋なので、とにかく汚い。気持ちが悪くて入りたくないので普段はめったに入らない。プライバシーという理由もある。

 

そして次の日の月曜日。やっとムスメがインフルエンザから復活して登校した。

私は、インフルのウイルスや汗を吸い込んだであろうベッドリネンを洗濯するためにムスメの部屋に入った。

 

おわっ!!

臭い。ますます異臭が強くなっている。

急いでカーテンと窓を開け、リネン類をはぎ取って逃げるように部屋を出た。

リネン類も臭う。たった一週間で。カビの臭いか?

 

・・・・・こ、これは、ただごとではない・・。

非常事態宣言の発令だ。

えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。

 

マスクをして部屋に戻って、しみじみ部屋の中を見渡した。

おぉ・・・。ひ、ひどい・・(呆)これはもはや部屋とは呼ばない。

こんな表現をしてはホームレスの方々にはマコトに申し訳ないが、冗談抜きであの方たちのブルーシートの中の方が清潔で整然としているのではないかと本気で思った。

 

コーラ、スプライトのペットボトル、初めて見るようなアルミ缶のドリンク、我が家のプラスチック製プロテインシェーカーの中に麦茶を入れたもの。どれもすべて中身がかなり残ったままで、この蒸し暑い部屋に放置されている。

どれぐらい前からこれらのドリンク類はここにあったのか?

 

そういえば、以前ミジンコ観察のために沼の水をペットボトルに採集してきたムスメだったが、観察が終わってからも、それを枕元の台に数か月放置していた。枕元ですよ?

日が経つとともに、水の色が変化していくミジンコやらが入った沼の水。これを捨てずにグッと我慢するのに、私は大層な精神力を要してしまった。

でも結局それは今回の引越しまでムスメの枕元に鎮座していたのだけれど。

 

話が逸れたが、ムスメの部屋の放置されたそれらのドリンク類と、そしておやつ類。

どこで買ったのか、いつ買ったものなのかわからない色とりどりの駄菓子類と、床で紙にくるまれたままつぶれたチョコレートや金平糖のようなもの。柿ピー個袋6パック入りのものは、柿だけ食べ散らかして、袋とピーナツがそこら中に散乱している。ベッドの下も。布団の中まで。大散乱だ。

 

そしてチョコレート系のお菓子の大袋、クッキーの袋、いったい何種類のお菓子の残りやら食べかすが散らばっていることか。

そこにムスメの大量の長い髪の毛とホコリ、ティッシュ、紙くず、使用済み綿棒、生理用品の外包装、安っぽい化粧品やら壊れたネイルキットなどが混じり合って、壮大なるカオスを生み出している。

 

 家はもちろん賃貸だ。床を腐らせたり臭いが抜けないなどということがあってはならないのに。

これはもう限界だ。何とか手を打たねば。

 

意を決した私は、たったひとりで特別対策本部を設置した。

一刻も早く、ムスメが帰宅する前に部屋をキレイにすること。異臭の震源を確認すること。

以上がミッションだ。

 

マスクにエプロン、ビニール手袋と軍手の両方を準備。ガラクタ用の大きなゴミ袋と食べ物系ゴミ用の小ぶりなゴミ袋を携え、戦闘モードで汚部屋に突入。まずは異臭の震源を探りつつ散乱したゴミを捨てていく。 

 

大きなビニール袋にひたすら足もとのゴミを集めていく。

うわっ!うわー!ひえ〜!ゲッ!

独り言が全部こんな感じ。

 

シーツとカバー類だけでなく、どうやら布団も臭うので丸洗いすることにする。

ダンボール2箱を開封。明らかなガラクタを処分に回す。

脱ぎ捨てられた洋服類。これらも臭うので洗濯へ。

ダンボールに仕舞われたままだった服も、そこはかとなく臭う。これも洗濯へ。

 

籠の中の大量のぬいぐるみも臭い。さすがにぬいぐるみは勝手に捨てられない。後でムスメに大方処分させることにする。

臭いはタンスの中でもする。洗濯しないで放り込んだ服が何枚も見つかる。これも洗濯に回す。

服類を片付けていると、マスクをしているのにクシャミが出る。苦しいよ。

 

次は雑貨の片付けだ。

細かい雑貨類の片付けに、やたらと手間取う。

中一なのにネイルやヘアケア、スキンケア、アクセサリーやらがやたらとたくさんある。私よりも量が多い。これらのチマチマしたものを100均のカゴやケースを使って片付ける。

 

意外とこういう片付けの才能があるような気がする私。これも回数を重ねた引越しのおかげだなーと思いつつ、ムスメの汚しっぷりに途方にくれる。

 

次は文房具、シールやレターセット、メモ類など。あぁ、これらにいったいどれだけのお金をかけたことか。ほとんど使われないで残っている。ノートも数ページしか使わないもの多数。

この際机の中もゴミを捨て、引き出しを布巾でふく。仕切りを使って雑貨を整理。

 

そして次に大量のマンガ。

すごい量である。マンガコレクションをよく友達に自慢しているくらいの量だ。こんなことくらいしか自慢できるものがないんだよね。

 

机の上や棚のマンガ類をすべて本棚に移し、机には勉強関係の物だけを並べようとしたら、並べるものが何もなかった。参考書や問題集がさっぱりないので机周りはスカスカだ。

はぁ〜。

 

ひたすら片付けと掃除、そして洗濯機を回し続けること約6時間。

汚部屋は見違えるようにキレイになった。この部屋なかなかいい部屋じゃないかと思った。

 

ようやく終わると思ったところにムスメが帰宅した。「お?」とか言って、ちょっと嬉しそうだ。

部屋に入ったことも、勝手に掃除したことも何も言わない。

そんなことを吹き飛ばすほど、汚部屋から美部屋への変貌ぶりだったのか。そうだよね。

 

結局、異臭の明確な震源は今だにわからずだ。

でもたぶんカビが主な原因ではないかと思っている。

窓もカーテンも開けずに引きこもったムスメの夏休みや週末。毎日暑い。蒸れて当然だ。そしてゴミ。以前から少しずつカビがでてきて、このインフルエンザの一週間の引きこもりで一気に増殖したというところか。

 

掃除と洗濯をしても、ファブリーズをしても床を拭いても、今だにそこはかとなく臭う気がする。

ここは一年中蒸し暑い国だから、マメに換気をして掃除をしてってやらないといけないんだと、改めてわかった。

 

ひとつも片付けずに、キレイな部屋を手に入れたムスメだったが、なんと!この日自分の机に座っている姿を見た。勉強していたとは思わないが、とにかく「ムスメが自分の机に向かった姿」を見たのは何年ぶりだろう。まるで絶滅危惧種の生態との遭遇だ。なんか感動するーと思った。