ウチのムスメは反抗期

中2のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

小さな大事件

昨日の登校直前に、ムスメが「鍵がない」と言い始めた。

いつも鍵を手にぶら下げた状態で帰宅と同時に、リュックをリビングのソファの足元にドンと置き、家の鍵をソファの上に放り投げ、そのまま手も洗わずに、スマホを抱えてソファの上で長時間を過ごすのがムスメの定番スタイル。というか、もはやルーティン?

我が家のソファ横の定位置はリュック置き場となり、鍵もソファの上でそのまま次の朝を迎える事が多いという始末。

 

ところが今朝はいつものようにソファに転がっているはずの鍵がなかった。ムスメはリュックを背負った状態でバタバタ探す。

オットと私も、これは大変とソファ周りをガサガサ探すが見当たらない。

私「鍵ないと大変なことだよ?」

ムスメ「あるってば(と探しながら)」

私「どこに?」

ムスメ「あるんだって!」

そう言いながら、結局鍵を持たずに家を出て行った。

 

残されたオットと私はリビング中を探した。鍵、ないじゃん!

ぶら下げるひも?ベルト?のようなものがついた定期入れタイプのものに、家の鍵と、マンションのあらゆる出入り口に使うカードキーが入っているものだ。

もしもなくしたら大ごとだ。

ホントになかったらどうしよう。

 

このままの状態でムスメが帰宅する夕方まで鍵の有無がわからないなんてありえない。無いならすぐに対処しないといけないし。マンション住人皆のセキュリティに関わる問題なのだから。

 

リビングを探し尽くした私は、登校中のムスメにLINEをした。

 

私「鍵がマジでない。リビングにはないけど?」

ムスメ「部屋にありますけど」

私「なかったら大変な事になる」

私「ドアの鍵変えたりして」

ムスメ「あるってば」

私「どこにある?」

ムスメ「は?」

ムスメ「へや」

ムスメ「昨日あった」

ムスメ「床におちてる」

私「探すよ」

ムスメ「は?」

ムスメ「いみふ」

ムスメ「あんだけど」

ムスメ「うっわ最低」

私「カギがないかもしれないとなれば、こっちはテナントなので一刻も早くなんとかしなきゃと焦る。
それだけの話。わからないんだ?」

ここでムスメの部屋に向かう。

私「鍵、転がってました」

ムスメ「カギある場所知ってるって言いましたよね?
なくしてないって言いましたよね?
テナント呼ばなくてもあるって言ってるのわからないんだ?」

私「テナントとは私達借主のことです」

 

このLINEがムスメをムチャクチャ怒らせた。

 

たぶん家を出てしばらくしたところで、ムスメは自分の部屋の床に鍵があることを思い出したのだと思う。でも私達にそれを告げないから、こちらは不安ばかりが募ったというわけだ。

 

帰宅後、しばらくしてムスメが絡んできた。 

昨日はたまたま用事で早めに帰宅したオットが夕食を作ってくれていた。

ムスメは、キッチンから離れたパソコン部屋でネチネチと私を罵る。

 

ムスメ「(LINEで)部屋にあるって言ってんのに、何いちいちケンカ売ってんだよ‼︎?」

 

ムスメ「部屋にあるって言ってんのに、何で人の部屋入るんだよ‼︎?」

 

もの凄い迫力。怖い。

 

私「最初の文章の【部屋にある】ってのは見逃した。見逃したままLINEの会話が進んだだけ」

「もしもなくしてた時の事を考えると、一刻も早く鍵をきちんと確認しないと心配だった」

「たった1分間でこれだけ(上記やりとりの3分の2)の会話があったら、文章が届くのが前後する事ある」

「部屋にあるのが確実ならば、そう言ってくれればよかったのに」

 などと、チマチマといいわけじみたことをいう私。

情けないけど、どっちが子供の言い訳だかわからない。

 

「LINEは送ったら瞬間的に届くんだよ!前後なんてしないんだよっ!そっちのスマホ見せろ!」と私のLINE画面をチェックして確認してまでLINEの肩を持つムスメ。

うーん、そうだろうか?たまにタイミングで画面の下で引っかかってスタンバイ状態の時があるのよね〜。と、思うが、火に油を注いじゃうかもしれないので黙る。

 

ムスメ「なんで鍵があるって言ってるのにわざわざ部屋に入った⁉︎いつもオマエは、汚くて(ムスメの部屋に)入りたくないって言ってるくせに!」

私「それは毎日洗濯物をお部屋のタンスに片付けてってアナタがリクエストした時の話でしょう?確かにその時は、もう少し片付けたらねって言ったよ。」

 

私「確かに私は基本的に他の人の部屋には入りたくない。アナタの部屋は異常な汚さだからというのもある。今日は、ドアを開けたら鍵が床に見えたからそれで終わり。部屋には入ってない」

 

決して、脱いだ下着やら服やらが床に転がっていて、ゾッとするようなカオスな状態だった、などとは口に出さない。

ムスメの部屋の床は、何だかペタペタするとも言わないでおく。部屋の隅に蜘蛛の巣があるのは、ハロウィン向けなのか?

 

 そしてその後も「鍵の紛失は一大事だ」とか「ちゃんと置き場を決めていればこんなことにならなかった」と話したが、「今、それはカンケーねーだろっ!」とわめく。ムスメの怒りは頂点のままだ。怖いしとてもしつこい。

何をそんなに怒っているのか?

もう言ってることがよくわからない。身が縮む思いだ。

 

その時、キッチンで揚げ物をしていた何も知らないオットが「揚げたて味見する〜?」と能天気な調子でムスメを呼んだ。

それに応えて「はぁ〜い」と、声色をガラッと変えたムスメがキッチンに消えた。

 

情けなくてその場で泣いた。

どうしてこんなふうに怒鳴られるのか。

 

何てことはない些細な話だろう。

家を出て、鍵のありかを思い出したら「部屋の床にあるのを思い出した。お騒がせしました」とでもLINEで送ってくれれば笑って済む話である。

 

鍵の紛失が大変なことになるというのは、小学生の頃から何度も伝えてきた。特に集合住宅ではエントランスキーをなくすと住民皆に迷惑をかけることになるのを、ムスメはわかっているはず。

 

ムスメが「おっ、うまいよ。このメンチ」と、キッチンでご機嫌に揚げ物の感想を言っている。

オットが「ママにも味見あげてきて」と。

ムスメが私のところに来た。「食べる?」と。

「いらない」と泣きながら答える私。

 

しばらくしてエプロン姿のオットがパソコン部屋にやってきた。

ひとりでグズグズ泣いてる私に「ごはんだよ〜。え?あれ?何?ちょっと何してんの?何があったんだよ?」と。

 にわかに空気が変わってしまった。

 

そこから今度はステージが変わり、オットとムスメの大バトルが勃発したのである。