ウチのムスメは反抗期

中2のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

頑張る他人の子を応援したい

近ごろ「子供の貧困」「貧困格差」など、家庭の経済状況による子供の教育格差が話題になる。

今朝、偶然見たテレビ番組は、不登校や、家庭の事情で、基礎学力がつかないまま大人になったり、親の経済事情で高校進学が難しい子供たちを支援するというドキュメンタリーだった。

途中から見たので、詳細不明な部分もあるが、どうやらリタイアメント後の男性たち数人が、ボランティアで寺子屋のような個人指導の塾を開設しているらしい。
そこに元不登校だった子、経済的に無理だと一度高校進学を断念した子、大人になってからでもやり直しで基礎学力をつけたい人など、さまざま「学びたい人」が、通ってくるのだ。

その子供たちには勉強を教え、経済的な困窮状態にある親の側には、まず子供の高校への進学を薦める。そして奨学金制度、行政の支援などのアドバイスをしていく。

ある28才の女性は、小学校から不登校で高校にも進学していないので、基礎学力が低すぎて、ろくに計算もできない。
現在は仕事はしているが、給料はいつも最低賃金。皿洗いなど、簡単な仕事にしかしつくことができない。今からでも勉強して、少しでもいい仕事に就きたいと願う。 
彼女は、小学校3年生程度の、掛け算のタテ計算が出来たときに歓声を上げて喜ぶ。

また年配の男性とアジア女性の間に生まれた男の子は、中学3年生。その男性は、すでに年金暮らしで、病気もある。多額の借金を残して逃げた妻の借金返済も年金の中からしている。  
まぁ、こういう男女の話、ひと頃よく聞いたものだが、生まれた子供達が高校生になるような年齢なのか。

その子自身は、しばらく前までは母の国の親戚の家で暮らしていたが「もうこれ以上面倒は見きれない」と親戚宅を追い出されて日本の父親を頼ってきた。

父親は経済的には、いっぱいいっぱいだ。それでもその子は、どうしても高校に行って、電気技師になりたいという夢を持つ。コツコツその寺子屋?に通い、何とか高校に合格を果たす。

しかし10万円の入学金と、その他にどうしても7万円かかってしまうことが判明する。奨学金やら何やらのアドバイスを受けたその後、父子は一緒に「学ランはボタンと校章を変えれば使える」とか「かばんはいつものあれでいいだろう」とか、どうしても必要な額を1000円単位で計算していく。

あぁ、もう健気で切なくなる。

大人の都合で振り回されたあげく、最低限の教育も受けられないなんてことになったら、それこそ不公平な社会のシステムだ。

その子を応援してあげたい。
ぜひお金も援助しましょう!
一般庶民のワタシですが、多少なりともあしながおばさんになりましょう!
と、拳を握りしめる。  
そんな視聴者は大勢いると思う。

と、そこへ、いたいけな空気をぶち壊す我がムスメのご起床だ。あれ?既にオシャレに着替えてある。
「あのさー、友達4人で出かけっからさ、お小遣いくんない?」と。
ワタシ「‥‥」(テレビ画面から目を離さず)
ムスメ「11時半待ち合わせだから。昼も皆で食べるから」
ワタシ「起きたばかりでしょ?今から朝ごはん食べて行きなさいよ」
ムスメ「ムリ。もう出る。お小遣い、早く」
ワタシ「いくら必要なの?」
ムスメ「いくらくれるの?」(出たよ、この聞き方)
ワタシ「今日は、どこで何するの?映画とか買い物とか?いくらかかるか言わないから渡しようがない」
ムスメ「5000円」
ワタシ「ふざけんな!どこの親が一回友達と遊ぶのに5000円も渡すか!」
ムスメ「なんだよ、必要額聞いたのはどっちだよ!じゃ、最初からくれる分渡せよ」
 
結局3000円渡した。
帰宅後すぐ精算、無駄使いの分は払わないように、と申し渡す。
しかしコレを書いている今、もう次の日になろうとするが未だに報告がない。

あぁ、今までコイツのために、どれだけの金額をドブに捨ててきたことだろうか。
振り返れば、壮大なる無駄使いだった気がしてくる。

好きなものを飲んだり食ったり、洋服だ、ヘアケアだ、マニュキュアだ、ゲームだ漫画だ、スマホだ‥。

ひょっとすると、将来社会のお荷物になるかもしれない我が子に、こんなに大金をかけて。

もしも、我が家のドキュメンタリー番組が放映されたら‥‥客観的に見ても、薄っぺらい。
ダメダメ家族としてバラエティにでも、採用していただけるだろうか。

お金だって同じ金額なら、5000円でも3000円でも頑張っている子、夢を持っている子に使った方がどれだけ有効なことか。

他人の子供であろうが、未来の日本を担う、頑張る若者を応援したい!

ムスメが無言で3000円をテーブルから取っていく。
そして低く「行ってくる」と、出かけて行った。

虚しいため息で、いっぱいだ。