ウチのムスメは反抗期

中2のひとり娘、A子は反抗期。小6春からいよいよ扱いづらくなった。小6のクリスマスにスマホを持ってからは、態度も生活もハチャメチャに。日々吹き荒れる嵐は、いつ穏やかな風に変わるのか。日々の日記です。

声かけ不要

毎朝、時間ギリギリで大パニックの中で出かけて行くムスメに、私は「今もう30分だよ」「35分だよ」という感じでたびたび声かけをしていた。

あと数分しかないのに、間に合わないんじゃないか?と思うから。

 

それが「ものすごくウザイからやめてくれ」と先日学校から帰宅したムスメに言われた。

 

あ、ウザかったんだ。

 

 洗面所には時計がないし。

 

時間がかかっていたりするときに、声かけしてあげた方が親切だと思っていた私。

それがとんだ迷惑だったらしい。

 

声をかければ「うそっ!マジ?ヤバイ」と言ってバタバタしていたので、てっきり役に立ってるんだと思ってたよ。

そーか、ウザかったのか。

 

じゃ、もうこれからはできるだけ言わないことにする。

 

確かにね〜。

時間を伝えてしまうってことの裏側には「スクールバスに乗り遅れてくれるな」という私自身の思い入れが入っているのは確か。

 

もし乗り遅れたらどうなるか。

・とにかく人のせいにする(この場合私のせいにする)

・公共機関を使うので遅刻してしまう(1時間くらいかかる)

・ムスメの不機嫌に対応しなくてはならない

・体調が悪いと言って、休むことを画策するかも

そして可能性大なのはコレ。

・タクシー登校をさせろと言う(タクシーで30分くらいかかる)

 

これらのことが頭をよぎるので毎朝「スクールバスに間に合って!」って思ってしまう。

 

でももう今後は、よほど必要な時以外は言わないね。

ある意味これは「過干渉」って事だったのかもしれないなと反省。

 

そうそう。そう言えば。

 

ひどい偏食のムスメだから、栄養を気遣って「フルーツ食べなね」とか、ムスメが唯一飲めるファ◯ケ◯の青汁を「野菜不足だから飲んどきなね」って勧めたりすることも「ウザいからやめろ」とのことだ。

 

だからもうそれもやめるよ。

 

「ウザい」「やめろ」って言うわりには、ある部分では「足りない」「もっとアレもやれ。コレもやれ」ってこき使うのはなぜなのか?

 

「もっと他の親みたいに、いろいろ手をかけろ」「もっと他の親みたいに、いろいろお金もかけろ」って文句たらたらなのも、ちょっとおかしくないか?

 

いいとこ取りってことはないですかね?

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安易に借りるのはNGだと思う

校外に出て一般の方々にインタビューをする課外授業があった。ムスメはカメラ係になったとのこと。 インタビューシーンを撮影するのかな?

 

 授業の一環なので、もちろんスマホ使用は禁止。「カメラ」を準備しなければならない。

 

「だから明日カメラ借りたいんだけど。どこにある?」とムスメ。

「ここだよ」とカメラの在り方を教えた。

4〜5年前に買ったデジカメを持って行くのだと思っていたのだが

「このカメラって画像悪くない?なんかイヤなんだけど」と言う。

「画像悪い?当時一番良いの買ったんだよ。取材写真取れればいいんでしょ?大丈夫だよ」と私。

 

ところがムスメは

「えー、やっぱこれムリなんだけど」と。

私「そんなこと言われても、これしかないから」

 

ちなみに、ムリって言われるほど陳腐なデジカメではない。スマホばかりになってデジカメの出番が少なかったためまだピカピカだし、小さいのに望遠機能もかなりなもの。デジカメの中では、当時それなりのランクのものだったはず。

 

私「まぁ、最近はスマホが進化してるからデジカメ自体が古く感じるかもね〜」

ムスメ「パパがいつも持ってるやつは?」

 

おっと、ビックリ!そのカメラの存在は思いつかなかった。

私「え?あれはパパのだよ!それに大きくてレンズいろいろ変えたりしなきゃならないし、重たいから」

いわゆる一眼レフカメラ?というもの?黒くて写真が趣味の人が持っているようなもの。

オットは写真が趣味ではないけれど、ムスメの運動会や旅行の時に望遠レンズを使いたくて購入した。

 

ムスメはその一眼レフを、今回は狙っているらしい。

「あれでいいんだけど?」ときた。

 

私「ダメだよ。あれはみんなの物ではないから。パパの物だから。私は使い方もよくわからないし、勝手に使ったりしないし。そもそもとても高いんだと思うよ」

カメラのCMで子供の運動会などの撮影をしているパパやママが持っているもの。あんな感じのものと、望遠レンズを、オットはショルダータイプのカメラバッグに入れている。

私は値段も知らない。

 

ムスメ「で?」

私「で、じゃないよ。学校の外に持ち出すんでしょ?あのカメラ一式持って行ったら邪魔だし、危ないし」

ムスメ「別にへーきですけど?」

 

私「もし失くしたら?もし傷つけたら?他人のもの借りてそんなことになったら常識的には弁償だよ?わかってるの?」

ムスメ「わかってますけど?」

私「責任取ることができると?」

ムスメ「絶対失くさないし、傷つけないし。そんなの当たり前じゃん!」

私「絶対、なんて約束できないでしょう?もし、が起こったらどうするつもり?」

そう、ましてここは日本ではないのだから、尚更だ。

 

ムスメ「さぁね?A子に弁償するようなお金がないの知ってるよね?お金がないのにいったいどうしろと?あ、もし、A子の分の貯金とかが、どこかにあるなら、そっから払えば?」

私「‥‥‥(呆れて言葉を失う)」

 

ムスメ「ね、いい?」

私「デジカメの方にしなさい」

ムスメ「結局さぁぁー、そう言いたかったんだろ?んなら最初から言えよ!」

 

私「自分こそひとの大事なものを、気軽に借りていこうとするって図々しいよ。何かあった時のことも考えずに」

ムスメ「だから失くさないし、壊さないって言ってんだろ!」

 

私「じゃまず出張先のパパに連絡して借りていいか聞きなさいね」

ムスメ「は?ムリ?そんなのムリに決まってんじゃん!話したくないし絶対ムリ!」

 

私「黙って持ち出すつもりなの?それはダメでしょう⁉︎」

ムスメ「だから聞いてよ」

私「自分で聞きなさい」 

ムスメ「ムリ。じゃどうすんの?」

私「デジカメにしなさい」

ムスメ「ムリ!」

私「課外授業に何で一眼レフが必要なの?逆におかしいよ?」

ムスメ「別に。おかしいのはキミじゃん?」 

 

私「まず自分でパパにお伺いを立てなさい。話はそこからだっ!!」

ムスメ「ムリだって言ってんのに、何聞いてんだよ⁉︎アイツと話なんてできるか?」

私「じゃ何でその『アイツ』のカメラを勝手に使おうとする?」

ムスメ「仕方なくね?アイツキレるし」

私「ふーん、そうやってこの前のシェービングフォームみたいに勝手に他人の物を泥棒するんだ?」

ムスメ「は?大丈夫か?シェービングフォームとカメラ、比べても意味なくない?」

 

ここからは堂々巡り。いつものごとく、諦めない、妥協しない、代替案もなし!

つまりムスメは「私がオット連絡をしてすべての段取りをつけろ」と。

 

ふざけんなー!

 

ここからはグッチャグチャの修羅場になった。

 

大声で怒鳴り合い。

お隣さんが玄関から出たり入ったりして反応している気がする。虐待だと思われてるかな?通報されるかな?

 

日本人のイメージを崩しているんだろうな、我が家が。

なんだかいろいろ申し訳ない。

四方八方に頭を下げたい気分です。

 

何とかオットの一眼レフを持ち出すことはあきらめ、翌日はデジカメを持って出かけた。

 

が、出かけにはまた大ゲンカ。

 

「アパートのメンテナンス業者が各部屋に入るから部屋を片付けてね」と一週間くらい前から頼んでいたのに、当日朝しれっと

「片付けてないからよろしく」と。

 

そして「パスケースが見当たらない」と私の乗り物に乗るためのプリペイドカードを持って出て行った。

 

冗談じゃないよ!

毎日念押しして、昨晩だって「片付けるってば!」と怒鳴ってきたのに。

 

それにパスケースないって?

家の鍵とかどうすんの?

 

業者が来るまであと3時間足らず。

結局私が片付けることになる。

そんなの放っておけって思うでしょ?

私もちょっとそう思ったけど、実際見ると放っておけるわけがない惨状なのだ。

 

まず気持ちが悪くて、部屋に踏み込みたくない。

これホントのホント。

うっと、こみ上げてくるものがあるよ。

 

物で散らかっているのはまぁいいとして。

とにかく不潔すぎる。ひどくカビ臭い。

これでは仲介の不動産屋から部屋のオーナーに通報されてしまうレベルだ。

 

コーラ空き缶5本。うち飲みかけ1本。ペットボトル飲みかけ1本。アイスの食べかすは、カップ1つ。棒と袋2本分。

飴の食べかす。おせんべい。クッキーの粉が散乱。クッキーの箱、外袋。ホワイトチョコの残骸。チョコビスケットの袋。カップ焼そばの食べかす。かやくのキャベツを残したもの。フォーク。カルピスを作った残り。

他にグラス2つ。なぜかタッパーのフタ(ここにあったのか!)

そしてコスメ類。

 

一番イヤなのが、大量の、それはそれは大量の髪の毛!!

ベッドも布団も床も、机の上、椅子、教科書にもノートにも、部屋中が長い髪の毛だらけ。

ホコリや食べ物と絡まると、本当に不潔なのだ。

 

仕方がないので、マスクをして片付け始めた。

のんびりやっている時間もない。

 

と、そこへ、登校したムスメから電話がきた。

何かあったか?とヒヤッとする。

が、「ねーねーねー、あのさぁ〜」と、何だかユルイ。

 

なんと校外学習の持ち物である「学生手帳」を忘れたとのこと。

そして、その手帳を私に現地に届けてくれと言う。

学校からこっそりスマホでかけてきている。

 

「だって手帳なきゃダメなんだよ!手帳ないと博物館で入場料払わなきゃならないし」とムスメ。

 

私「じゃ入場料を払えばいい」

ムスメ「そしたらランチ代なくなる」

私「プリペイドパスをA子に貸してるから行けない。それに今、A子の部屋を、片付けてるから、そんな時間がありません!業者も来ます!」

ムスメ「ムリ」

私「知らない。私は、い、き、ま、せ、ん!」

 

ムスメ「‥‥。じゃいい。友達にお金借りる」

私「はい」

 

朝のバトルなんて、ムスメの中ではすっかりないことになっているんだろうな。

 

それにしても、オットのカメラなんて持たせなかったのはやはり正解だ。

こんなじゃ危なくてしょうがない。

 

その「思い出」は事実か?

日曜日の夕方のこと。

ムスメの部屋からは長いこと物音がしないのでお昼寝中かな。

オットが夕食にメンチカツを作ってくれた。

メンチカツは揚げたてじゃなくちゃ美味しくないので、ムスメの部屋をノックしては何度も起こす。

 

部屋はバッチリ鍵をかけているので、ドアの外から

 4回、5回と声をかけた。

1回目は「‥‥んー」(90%寝ている)2回目は「なにっ?(不機嫌)」(50%起きたか?)次は「◯$▽#▲✖️£‥(不機嫌)」(再び70%夢の中へ)最後に「‥ご飯なに?(不機嫌)」(ほぼ目覚めたか?)とメニューを聞いてきた。

「メンチカツだよ」と私。

 

すると1分後には部屋から出てきて、ダイレクトにストンと自分の席に座った。と思ったら、箸を持ってすぐにメンチカツにガブッとかぶりついた。

 

はやっ。

いきなり食べたよ?

 顔も髪も寝起きそのもので。

いただきますとか、ないの?

 

普通は多少ボンヤリしてみたり、クウを見つめてみたり、トイレに寄ってみたり、水を飲んでみたり、何かしらあるもんなんじゃないの?と思うとちょっとおかしくなった。

 

「おー、早いね」って思わず言っちゃったら

「は?悪い?」と。

いえいえ全然。

揚げたてはサクサクジューシーでとても美味しいもんね。

 

メンチカツをいただきながら、たまたま成り行きで ムスメが幼い時の話になった。

小学2年生が終わるまでの4年間は海外で暮らしていたのにA子は現地での生活を全く覚えていないと言う。 

毎日あんなに楽しく遊び倒した日々だったのに、旅行もたくさん行ったのに、友達もたくさんできたのに、ほぼ何も記憶に残っていないとのこと。

 

幼稚園の建物をなんとなく、小学校の校舎をある程度は覚えているそうだが、友達や先生、授業や行事、習い事、旅行など、キレイに忘れてしまったと。それって記憶障害並みでは?

 

そして日本に帰国してからの思い出については、出るわ出るわ、嫌たったことと親の悪口のオンパレード。

 

✴︎誕生日、クリスマスは、ろくにプレゼントをもらわずスルーされることが多かった。(最近も別記事で書きましたが)

✴︎習い事や塾を無理強いさせられた。

✴︎習い事をやめた後は「どうせ何やっても続かない」とばかり何かにつけて言う。

✴︎友達みんなは親にいろいろしてもらっているのに、自分はろくなことをしてもらっていないし、お金をかけてもらっていない。

 

そしてオットと私のこと。

✴︎自分の願いをマトモに聞いてくれた試しがない。

✴︎私はいつも怒り狂っていた。

✴︎オットはしょっ中キレていた。

✴︎祖父にも怒鳴られた。

 

ほぼ心当たりがないのだが?

だがムスメはそう受け止めているわけで。

あるいは話を盛りに盛っている?

 

記憶って時間とともに大きく変化したりするものなのかな?

 

 極め付けにこんなことを言った。

✴︎(前回海外で暮らしている時)ある夜、寝ていたらパパが怒鳴ってA子をいきなり叩き起こした。

そして怒り狂ってカーペットに正座させられた。

自分は「正座しろ」と言われても、正座が何だかわからなかった。

するとパパが「正座も知らないのか?」と笑った。キッチンで何かしていたママも、それを聞いてバカにしたように笑った。

 なぜ怒られたのか、理由は覚えていない。とにかくパパが怖くてそんなことまで考えられなかった。

 

そう語りながら、ムスメは憎々しげに顔を歪める。

オットが作ったアツアツのメンチカツを頬張りながら。

 

オットも私もまったく記憶にない。

ムスメは全て忘れたはずなのに、どうしてそのことだけ克明に覚えているの?

 

それよりもそんな事実は存在していないと思うのだ。記憶のことだから「絶対」と言い切ることはできないし、証拠がなければ真実は迷宮入りだけど。

 

まだ低学年の就寝中の子供を叩き起こして怒った?

正座させて?

バカにして笑う?

本当なら虐待じゃん!

いったいどれほどの悪さをして、そこまでの事態になったと言うのか。

 

オットも私も、幼い子供を叱るときにそういう行為に出る気質を持ち合わせていない。

もしオットがそのような事をしたら、私が止めるだろう。私がすればオットが止めるに違いない。

 

そもそもムスメは、おとなしく起きて正座などするようなタイプではない。でしよう!!(太鼓判)

 

オットとムスメが衝突したのは、まだここ1年程度のこと。

それ以前はオットがムスメにブチ切れたことなんてなかった。普通にムスメに甘いお父さんだった。

 

ムスメが赤ちゃんの頃から、休日は私よりもずっとよく一緒に遊んでくれていたし、本当にいろいろなところに連れて行っては活発なムスメにトコトン付き合っていた。

 

メンチカツ作って、こんなこと言われちゃうなんてオット、かなり不憫だ。

 

オットは、食事の後片付けをしながら「今まであの子にしてきたことは全部無駄だった。もう何もしてやらない。どうせ嫌がられるしね」と、かなりショック気味。

私は「A子に関することはある程度仕事と割り切る努力をしているよ。毎日の作業だと思って淡々とやるしかないなと。『私はやるだけやったからとりあえず良かった』って子育ての終わりに思えないのもツライし」とオットにちょっとアドバイス。

 

ムスメが覚えている家族のことは、ここ2年間くらいのズタズタな思い出ばかり。

親としても、あまりにこれはないよなぁ〜と思うし、そう思い込んでいるならムスメ自身もキツイだろうな。

 

こういうときひとりっ子はかわいそうかもしれない。

せめてこの先、多少なりともいい思い出もムスメの心に残していただきたいなぁと思う。

お金お金って

何かにつけてお金を請求してくるムスメ。

 

週末は友達と食事や買い物、平日塾の日は友達とお茶とご飯。いちいちお金お金って‥。

もちろん別におこづかいも、日本円で5000円分くらいの買い物ができる金額と決めてあげている。

でもその程度は焼け石に水?キリがない。

お菓子だ、ジュースだ、文房具だ、漫画だ、洋服だって、欲望はエンドレスに周期循環している。

 

 勉強や生活態度、時間にルーズなのも困るけれど、それ以上に金銭感覚がルーズな大人にする事だけは、最後の砦とばかりに何とか阻止したい

大人になってから何かと金銭トラブルを起こしているのでは、人生立ち行かなくなる。

 

『買いたいもの、食べたいものも、少しは我慢できないと将来コンビニに生活費の大半を注ぎ込むとか、カードの限度額も気にせず買い物したりすることになりはしないか』

 『気軽に友達からお金を借りるクセもつけさせたくない。大人になったらリボ払い、消費者金融などに気軽に手を出しては困る。一生ものの貧困生活になりかねない』

 

持っている金額内でやり繰りできないといけない。

身の丈にあった金銭感覚を持たなくてはならない。

 

「くれ」と言われた時に、断固として渡してはいけないのだろうか?  悩む。

 

 3日ほど前のこと。

「塾帰りに友達と夕食を食べるからお金!」と朝のドタバタの中で言ってきた。

私が「週末も遊びに行くときにあげたばかりですからそれがあるでしょう?それに塾のあとに毎度毎度買い物やカフェやレストランに寄るクセは良くない。まっすぐ帰りなさい」と言った。

 

とたんにムスメは瞬間湯沸かし器のように怒った。

居合わせたオットが「冗談じゃないよ!」ってひとこと口を挟んだら

「アンタには言ってない!」とオットを睨み返していた。

そして「時間がない!!早くっ!早くしてっ!」と、ドサクサに紛れて私から強引にお金を持って行った。

日本で言うと、だいたいファミレスで一番豪華なセットが食べられるくらいの金額だ。

 

はぁぁ。

毎朝ムスメが出かけると、異常に脱力してしまう。

 

そして今日再びムスメが

「この前塾の帰りにお金が足りなくてTちゃんに借りたんだよね。返さなきゃならないから足りない分をくれる?」と言ってきた。足りなかったと?

 

私「その前に、前回2回渡したお金の使い道の報告と精算をしてからです」

ムスメ「全部使った。それどころか全然足りなくて友達に借りたんですけど?! あの金額で足りるわけなくない?そんくらいわかんなかった?」

 

私「使い切ったなら使い切ったでレシートなりメモなりで報告しなさい」

ムスメ「ないよ。マックのレシート捨てたし。あんなの取っておくバカいる?普通捨てるでしょ。」

 

私「捨てません。じゃメモでも、その辺に走り書きでいいから報告しなさい」

ムスメ「あのさー、あるわけないじゃん。何なの?アンタバカ?マックのレシートは誰でも捨てるんだよ?」

私「必要な時は捨てません!」

ムスメ「つぅかさ、そんなキレてるけどさ、この会話Yちゃんにスピーカーホンで丸聞こえだよ?今スマホ繋がってるし」

私「丸聞こえで結構!Yちゃんにどっちがおかしなこと言ってるかジャッジしてもらえ!」

 

ムスメは電話でYちゃんと話しながら向こうへ行った。

「え?べっつにぃー、いいんだよ。向こうもこっちのことなんて、でーっ嫌いだし、こっちもシネって感じ。おかしーんだよ、アイツら。ホント無理、うざっ!」などと言っている。(実際はもっと悪口が長い)

 

 何とでも言え。

 

だけど少ししたら、電話を終わらせたムスメが、再び私からお金を巻き上げに戻ってきた。

 

私は、上記に書いたようなお金の使い方のことを話した。もうホント、将来、金銭トラブルだけは起こさないでって思うから。

 

するとムスメは「ちっ!」と舌打ち。そして

「オメ、いったいナニ?何でそんな上からなんだよ⁉︎  ナニ親ヅラしてんだよ⁉︎ アイツに(オットのこと)に影響でもされたか?はっ?」と。

 

そして

「最近さぁ、キミのこと、割と好きにやらせてあげてるよね?結構放っておいてあげてるよね?なのにこれは一体何なわけ?偉そーにキレてくんなよ!」と。

これ、私じゃなくてムスメの発言ですよ?

いやもう絶句しまして。

 

だけどあまりにも大真面目に言われると、人間一瞬迷うものだなと。

『「上から」だと怒っているということは、もしかして、本当は私はムスメよりも下なのか?』

少なくともムスメは当たり前のように、私を下だと思っているらしい。

ということは、下剋上されたと怒っている?

 

ムスメはそれからオットが憎いと騒ぎだした。

私のことも「もちろんオマエもだけど」と、付け加えられた。

そして「オマエ、どれだけアイツ(オットのこと)が好きなんだよ?」と言う。

そして「あーあ、Kママは優しくていいよねー。KちゃんなんてA子と同じなのに、超優しいママでうらやまっ!」と。

 

私「へぇKちゃんも、A子みたいにスマホ三昧、夜遊び三昧、お金を使い放題、なのに成績底辺なんだ?」

ムスメ「結局、A子のことそう思ってんじゃん!」

私「本当のことだしね」

ムスメ「サイテー。うざっ!ダルっ!シネ!」

 

私も最後は我慢の限界に来て成績のことまで言っちゃった。

我慢は身体に悪いもん!

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お泊まり会は疲れるの③

ムスメは「洗面グッズ窃盗事件」についてはサッパリ水に流し切ったと見えて、直後にCちゃんと楽しくブランチを食べていた。

 

Cちゃんのお母さんから「お休みなのに申し訳ないです。もう放り出してください」とLINEが来た。Cちゃんのところにも「早く帰りなさい」と何度も連絡が来てるみたい。

 

だけどムスメが「まだまだ夜まで」という雰囲気。

「今日、ウチは何もないから何時まででも構わないけど、ただ無計画にダラダラするのは感心しないよ。きちんと解散時間を決めてその時間に終わりにしてね。Cちゃんはお母さんに帰る時間の連絡をしなさいね」と言っておいた。

 

今日も一日ウチで遊ぶのかな?と覚悟していたのだけど、しばらくするとCちゃんがリュックを背負ってムスメの部屋から出て来た。

「もう親がアレなんで帰ります。ありがとうございました」と。

え、えらい‥。えらいなCちゃん。ちゃんとお母さんの言うこと聞くんだ。

これがもしムスメだったら、押し問答の末「遊びます!」とLINEで言い切って勝手に強制終了だ。自分に次の予定があるか、先方都合で追い出されるまで居座る。

だっていつも大抵そうだから。

 

ムスメも「Cちゃん、送ってくるから」と一緒に出て行った。が、そのままいっこうに戻らず。ひとりでブラブラしているのだろう。

早く帰って片付けて欲しいのに‥。あれ?あれれ?

いつの間にかキッチンの台の上にトレーが置かれている。カップ麺やチキンラーメン、コーラの缶、グラスなどが乗っているぞ。トレーがラーメンの汁で汚れている。ドバッとこぼしたらしい。ラーメンは半分以上残っているし、汚い‥。

まさか夜中に2人でベッドの上で食べたのか?

うぅ‥。

 

ムスメの部屋には「使ったらかたづけて帰ってね」と2人に頼んだマットが敷きっぱなし。

Cちゃんに貸した毛布2枚。タオルケット1枚、バスタオル2枚も出したまま。

さてと洗濯しなきゃ。

 

「あのさ〜、夜中すっごいうるさかったんだよねー。だけど大声で喚くのはA子だけだった。Cちゃんの声は聞こえなかった」

とオットが言っていた。

私は耳栓して寝たから起こされることはなかったのだけど。

 

オットによると、ムスメは究極の内弁慶だと。自分のテリトリーでは何をやっても許されるっていう所を友達に見せたい。だからこういう傲慢で厚顔無恥な行動に出るんだと分析していた。

 

 一時間以上過ぎて、午後3時ごろにムスメが帰って来た。

「急だったのに、お泊まり会をOKしてくれてありがとう。シェービングクリームや洗顔フォームはごめんなさい。お小遣いから買って返します。バスルーム散らかしまくって、布団のマットの片付けも何もしなくてごめんなさい。

夜中に騒いだり、食べ散らかしてごめんなさい」

などと言うことは決してなくて、それどころか一切これらの件に触れることはなく、ただ無言でリビングを通り抜けバタンと部屋に入ってガチャリと鍵をかける音がした。シーン。

 

どうやらそのまま寝たらしい。2人で朝まで起きてたみたいだからね。

 

オットは「内弁慶だからさ。よそではそれなりに大人しいんだよ。」と言うけれど。でもこんなにマナーも礼儀も身についていないのでは、よそのお宅にお泊まりに行かせることもはばかられる。

 

本当はお泊まり会くらいいつでもさせてあげたいよ。でもこんなにだらしがなくて偉そうにされると、もう次はイヤだなと思ってしまう。

ほんの少し、当たり前のマナーと気遣いがあればまだ中一だもん、いろいろ完ぺきじゃなくて当たり前だってわかっている。

でもこれじゃぁねー。

 

私には疲労感と虚無感のみが残るお泊まり会だった。

お泊まり会は疲れるの②

① から続きます。

 

ムスメとCちゃんが使ったバスルームは我が家のメインバスルームで、間取りは4畳半程度のスペースにトイレ、洗面台、バスタブ。そしてちょっと離れてガラス張りのシャワールームが設置されているタイプ。

 

ちょっとぉ〜、ヒドイよ。

こんなに汚してさ。

前日にピカピカにしたばかりなのに。

さながら before  afterの逆、良くなるんじゃなくて悪化するほう。

 

その惨状と言えば、洗面ボウルには2人が脱ぎ捨てた水着がぐっちゃーと水を含んで置きっぱなし。アンダーショーツなんて、くるくる丸まって「脱いだままの状態ですっ」と肌にあたる部分をバーンと晒した状態で堂々と一番上に鎮座している。オイッ、身だしなみってものはないのか?コレマズイだろ、人に見られたら恥ずかしいだろ?

 

そして床はびちゃびちゃ水浸し。

いったいお風呂で何やってたの?

 

バスタブの中でシャンプーしたのか、からだを洗ったのか、汚れとソープ類で濁ったお湯がなみなみと残ったまま。見た目汚水です。汚水。その中に長い髪の毛がたくさん浮き沈みしている。バスタブ周りも髪の毛が何本も張り付いているよ。

気持ちわりぃー(涙目)

 

さらに腹がたつことには、シャワーホースを元に戻さず、バスタブの湯に放り込んだまま。シャワーヘッドが、白く濁った残り湯の中にグッタリと沈んでいる。

テメェら、なぜに元に戻さない!!

 

バスタブ周りの台の上には、滴るほど水分を含んだバスタオルがグチャッと置きっぱなし。台に一枚、床にもう二枚、ぐちゃぐちゃのバスタオル。これも気持ちわりぃ〜。

そしてバスマットも濡れ雑巾みたいになって床に‥。

 

水着の上に羽織ったらしいTシャツやジャージが、これまた濡れて窓横の台の上に。ミニタオルも。

なんせどこもかしこもシャンプー類、ボディソープ類と水でヌルッヌルでビチャビチャだった。

 

大型犬の入浴後か?とっさにそんなことを連想した。

 

そしてシャワールームの中も何だかヌルヌルしているし、排水口には大量の髪の毛。

うわっ!

それはもう軽くハゲオヤジ一人分ぐらいの量。

‥これは絶対に明日まで放置できない。

 

パジャマからTシャツ、短パンに着替えた私。

まず水着を洗濯。

それから濡れたバスタオルとマットをかき集めて、洗濯機へ。

これからだと脱水まで終えると1時半か(涙)

 それから髪の毛を取り除きバスルーム全体をくまなく掃除して、水分を拭きあげた。

 

その間ムスメもCちゃんも、一切部屋から出てこなかった。冷たいヤツらだよ。ブツブツ‥‥

 

1時半に洗濯機からお呼び出しがあった。

やっとこ洗濯終了。

 

タオル類を取り出しにキッチン脇の洗濯機に行くと、その奥のストレージルームの中に2人がいるではないか。

 

私「こんな時間に、ここでいったい何やってるの?」

ムスメ「ちょっと探し物」

私「ここはうちのプライベートスペースだよ。こんな所にまでお友達連れて入り込むのは、やめてくれるかな」

ムスメとCちゃん「はーい」

私「すぐに出て」

ムスメとCちゃん「はーい」

 

ムスメ「でさ、紙コップくれない?」

私「何に使うの?」

ムスメ「ちょっと入れるものが」

私「真夜中なんだから変なことしないでよー」

と、貴重な日本の紙コップを渡す。

 するとキッと鋭く私を睨んだと思うと

ムスメ「そんな嫌そうな顔して渡さないでよね」

とCちゃんには聞こえない至近距離で言い放った。

低く抑えた声で。こっわ〜。

 

しかし怪しいぞ。

ストレージで何をあさっていたのか?

紙コップは何に使うのか?

それにお掃除用に日本から持ち込んだ重曹の袋を勝手に使っているようだ。

まぁ、重曹は火を吹かないし危険物でもないし、もう面倒なので放っておくことにする。

どーせ「何やってるの?」と聞いて、返事が返ってくるはずもないからね。

バスタオルを干してとっとと寝よう。

 

その後も相変わらずふたりがガサガサやっている音が気になったので、耳栓をして眠りについた。

 

さて翌朝、オットが「洗面台に置いてたコンタクトの洗浄液と、シェービングクリームと洗顔フォームがないんだけど?」と、夜中に掃除したバスルームの洗面台の前で私に聞く。

ありゃ?掃除で移動させたっけかな?

「あ、ごめんごめん。夜中ちょっと掃除しててさ‥」と私。

オットはすぐにシャワーを浴びたいらしく「どこ持って行ったのよ〜?」と。

私「持って行ってないし。‥‥あれ?ないね」

 おかしいな。何で?ない、ない。

オットは私が別のバスルームに運んだと疑って探しに行った。でもない。どこにも。

 

あんな物(オットの洗面グッズは女子には、ね)がなくなるっておかしくない?

 

ムスメが普段使うバスルームにもない。

本当にどこにもない。あんな物が(←また言ってる)なぜか、ない!

なんでーーーー? 

「最近年のせいか、あらぬものをギョッとする場所に置いちゃうからなぁ。いったいどこから出でくるかビクビクだせっ」などど言い訳がましく、年のせいにする私。

 

念のためムスメの部屋に「パパのコンタクトの洗浄液とシェービングクリームと洗顔フォーム知らない?」とスルー覚悟で声をかけた。

するとガチャと部屋の鍵が開いて、ムスメが出てきた。そして

「あー、これね。濡れるといけないから避難させた」と、オットの洗面グッズを胸に抱えてゆったりと自分の部屋から出てきたではないか!

 

へえっ⁉︎  何でだ?

とっさに金の斧と銀の斧を抱えて川だか池だかから上がってくる女神を連想したワタシ。

オットと私はポカンとする木こりの役。

つか、そのぐらい意外な成り行きに驚いたのだ。  

 

「‥濡れるといけないから避難させたって?」

「これ濡れてもへーきなものだけど?」

「どうせ避難させるなら予備のトイレットペーパーの方を先に避難させないか?」

とオットも私もちんぷんかんぷん。

 

え?シェービングクリームは鏡の裏にしまってあったはずだから濡れるわけないってオットが言ってる。

これはますます変てこりんだな。

これらの疑問には黙秘を貫き、シャワーを浴びるオットに洗面グッズを渡したムスメは、またゆったりと池の底に消えていった。じゃなかった。自室に戻った。

 

ところがすぐに「え?何でー? シェービングクリーム何で空っぽなのよ?まだ半分残ってたはずなのに!どうしてキャップも押しボタンも無くなってるの?」とオットが騒ぐ。

泡モコモコタイプのスプレー缶だったみたい。

 

「つまり夜中に2人でひげ剃りしたってことかな?」と私。

「そんなの知らないよ!」とオット。

 

再度ムスメを部屋から呼び出して聞く。

私「パパのシェービングクリームと洗顔フォーム使ったの?」

「イヤ使わないし」とムスメ。

「半分あったのに空になってる」とオット。

「え?知らないし。最初からこうだったけど?」とムスメ。

「そんなはずはない。シェービングクリームだけじゃない。洗顔フォームもずいぶん減ったんだけど」とオット。 

でもムスメは知らないの一点張り。

堂々巡り。キリがない。

諦めてオットはシャワーを浴び始めた。

 

??いったいどういうこと?

 

 何となく微妙な雰囲気のままだけど、Cちゃんもいることだし、気を取り直して私は朝ごはんの支度を始めた。

 

しばらくするとムスメとCちゃんがオットのところに話しに来たらしかった。

私はキッチンにいて3人の会話に、半分くらいまで気づかなかったのだが。

 

つまりどうやらこういうことらしい。

『スライムを作りたくて、小麦粉とか重曹とかいろいろ混ぜて、うまくいかなくてシェービングクリームや洗顔フォームも混ぜてこねた。でも成功しなくて諦めた』と。

 なんと幼稚でバカバカしい理由‥。

 

オットは「あのシェービングクリームは日本から買って来たもので大事なんだよ。それを無断で出して勝手に使い切るってどういうこと?重曹だって日本から運んだものでママさん大事に使ってたんだって。困るんだよ。そもそも聞いた時にウソついたよね」

ムスメとCちゃん、沈黙。

沈黙沈黙沈黙‥。気まずい。

オット「まぁしょうがないよね。もうなくなっちゃったんだから」

エライ。オット、先に折れたね。

「はい」と言って2人は部屋に戻った。

 

「謝りに来たの?」と2人がいなくなってからオットに聞いた。

オット「謝るわけないじゃん。『あのね、スライムをね‥』って感じよ。もしCちゃんがいなかったら、A子はいつも通りにしらばっくれて終わりだよ。Cちゃんに謝るように諭されたんだと思うよ」

私「確かに。A子が謝るために親の前に自ら立ったことなんて、いまだかつてないからね。そうそう、前にも財布から万札抜いても『人のせいにするのかよ?』って絶対認めなかったもんね」

オット「だけどさ、本人は調子に乗って軽い気持ちでやったんだろうけど、所変わればこれ窃盗だよ。泥棒だよ。それにウソつきだし」

 

ほんとに‥。

あまりに短絡的であり珍妙な出来事に、ムスメの将来に不安を感じざるを得ない。

 

またまた次回に続きます。

お泊まり会は疲れるの①

 2つ前の「会話が炎上」のラストに「土日は友達が2人泊まりに来ると思う」と書いた。KちゃんとRちゃん。

 

ところがビックリなことに、急にお泊まり会が金曜日になった。

それも当初の予定と全然違う友達を連れてきたよ?

 

長くなるけど、もうこの際、時系列的に。

金曜日の登校前に「帰りにNちゃん達と遊ぶから」と言っていたはず。この子は、土日のお泊まりと無関係。

なのに放課後「今Cちゃんといるんだけど、これからウチで遊んでいい?」と電話してきた。

「あれ?Nちゃんたちは?」と私。

「いろいろあってダメになった。Cちゃんが暇だったから」とムスメ。

あぁなるほど断られたのね。必死に今日が暇な子を探し回ったんだ。もはや誰でもいいのか?

 

ちょっと待て。

「Cちゃんは嫌い」って言ってたじゃないか。ちょっと理解に苦しむが、ま、いいや。

「はい、どーぞ」と良い子のお返事の私。

もちろんCちゃんも土日のお泊まりとは無関係。

 

やがてCちゃんを連れて来たムスメ。

しばらくムスメの部屋からふたりの話し声が聞こえていた。

やがて「お腹空いたんだけど。昼、ちょっとしか食ってねぇし」とムスメが言い出す。

 

「もう5時だけどこれから何か食べても、お家でお夕飯食べれる?」とCちゃんに確認すると「ハイ、大丈夫です」とのこと。

「じゃ何か作るよ」ってことで、チャーハンと中華スープをドッサリ作って出した。

 

チャーハンを食べながら「泊まっちゃいなよ。ヘーキだよ」とムスメがCちゃんをけしかけている。「泊まりたいよ〜。でも‥」とCちゃん。

うそだろ?明日KちゃんとRちゃんとやらが、泊まりに来るんじゃなかったか?

私はひたすら聞こえないふり知らんぷりを決め込む。

 

しばらくしてムスメが「Cちゃんのママに(Cちゃんが泊まっていいですよ)って直接ママから言ってよ」と私に言って来た。

「急すぎるからムリです。明日もお泊まりで友達が来るんでしょ?2日も連日では本当にムリですって」と私。

「あ、明日はたぶんなくなった」とムスメ。

事前に「呼ぶのは一人だけにして」と私が注文をつけたことが理由だと私のせいにするけど、つまり先方から断られたんじゃないの?

 

 あっ、どうやらCちゃんのお母さんも「お泊まりはダメ」とCちゃんに言ってるみたい。

 そりゃそうだよね。

朝登校したと思ったら、いきなり友達の家にいて、なし崩し的にそのまま泊まっていい?なんて。

私も逆の立場ならダメって言う。

 

良かった。お泊まりにはならなそう。ホッとした。

と、思ったのもつかの間、2人がしばらくムスメの部屋にこもったと思っていたら、いきなりキッチンにいる私のところにドドドドッとやってきて、Cちゃんのスマホがホイッと私の耳に当てられた。

私「えっ、何?わっ、何?」

ムスメ「あとよろしく!」

Cちゃん「母親です。お話しさせていただきたいと。お願いします!」

Cママ「もしもし〜?あら?もしもしA子ちゃんのママですか?」

私「えと、あ、はいそうですが‥(戸惑う私)」

Cママ「あー、何だかすみません!どうもありがとうございますぅ。前回もお泊まりさせていただいたのにまた今晩もなんて、本当によろしいんですか〜?突然でご迷惑ではないですか?」

私「??  えと、あの‥ 」

Cちゃんとムスメが床に並んで、ははーっと土下座をしている。

テメエらふざけんなよ!

と思わず心の中で悪態をついた。

 

が、そこは気弱な私‥。

「あっ、ハイ。特に用事もないですし。まぁ大丈夫ですよ〜」と答えてしまった。

やった!とガッツポーズの2人。

 

遠くからオットが頭の周りにハテナ印をたくさん散りばめてポカンと眺めている。

 

私にお世話になるんだから、私の許可を取るのが先だよね?こういうところからしてムスメが私を舐めているのがよくわかる。

 

かくしてヤツらの思うツボとなり、Cちゃんは学校帰りにそのまま我が家に泊まることになった。

 

Cちゃんとムスメの会話は、その辺の下品な男子より下品。

オッさんよりヤンキーより「オレ」を連呼する。大阪のおばちゃんより機関銃トークで前のめり。

うるさいわ、言葉が汚いわでもう聞くに耐えないんだけど。

 

だけど面白いのは、耳に入る会話だけでこの2人が気に入っている男の子が手に取るようにわかるんだよね。

じゃじゃーん!それはHくん!もう彼の話ばっかり。

写真で見る限り、確かにイケメンくん。

たぶんモテモテなんだろう。

2人も彼が気になって気になって仕方がないみたい。

Hくんの手がどーの、字がどーの、声がどーの、髪がどーの。体育の時間のHくんのこと、英語の授業でのHくん、彼の交友関係、Hくんとの会話、絵が上手、ちょっとぶっきらぼう、でも慣れるとフレンドリー。なるほど。

 

Hくんもどうやら自分はモテてるってわかってるみたい。他の男子がやると非難轟々なことも、自分なら許されるって知っている。

そして実際になんだかんだ言いながら嬉しそうに許している女子たちみんな。

 

Cちやんとムスメは、Hくんのことで火花バチバチ自慢大会。 

2人で「オレHのこと、あんまり好きじゃないんだけどさ」と前置きしながら2人ともすげー好きなんだなとありありアリアリ。ありさんでもすぐわかるくらい彼への好意がダダ漏れなのだ。

 Hくんお気の毒さまです。こういう下品な「オッサン女子」に捕まらないように気をつけて。

逃げて〜。

 

さてムスメとCちゃんの暴走はこの辺りから本格的になった。

21:15ごろ、ムスメが「プール行って来る」と言い出した。「今ごろー?22:00でクローズだよ?」と私。

ムスメ「わかってる!」

私「風邪引くよ?夜だし。それにあと始末大変だから今日はやめてよ」

ムスメ「大変って?」

私「帰ってきてバスルーム汚すから」

ムスメ「は?汚さねーし」

私「前回CちゃんとRちゃんが泊まりに来たときも、バスルームしっちゃかめっちゃかにしたんだよね〜」

ムスメ「はいはい。片付けるってば」

と、怪しい返事を残して2人はマンションの中庭にあるプールに出て行った。

 

私は、夜のプールで寒くて2人が風邪をひいてはいけないと思い、渋々バスタブにお湯を張った。

一応よその子をお預かりしている立場だし。

 

程なくしてプールから戻ったムスメが「風呂できてる?」とエラそーに言う。

そして「ありがとう」の一言もなく、当たり前のようにCちゃんを連れてバスルームに消えた。

 

ワイワイと2人でお風呂で騒いでいたのだけど‥1時間ほどして静かになったので、誰もいなくなったバスルームをのぞいてみて仰天した。

うわーっ!なんじゃこりゃー!オエー。

 

すぐにムスメを呼んで「これはヒドイ。片付けて!」と言った。

ムスメは「えーA子が?今ぁ?」

私「当然じゃ!」 

ムスメ「今、髪の毛いろいろやってて部屋でCちゃん待ってるんだから、今は全然無理」 

私「じゃすぐケリつけて、戻りなさいよ。バスルームが腐る」

ムスメ「‥‥」

 

しかしムスメはすぐになんて戻らない。

あーイライラする。もう夜中の12時だ。

オットはもう寝たみたいだけど、もしトイレを使うために彼が起きてきたら、さすがにこの有様に怒り狂うに違いない。それ以前に、辺り一面びちゃびちゃでバスルームに立ち入れないじゃないか。

このバスルームは、普段オットもメインで使っているのであるからしてこれはマズイ。

はぁ〜。

 

もう自分で片付けよう‥。

ムッカーッ!腹立つなー。

仕方なく私はパジャマから、お風呂の掃除のために短パン、Tシャツに着替えた。

 

長くなったので次に続きます。